Archive for the ‘スタッフブログ’ Category
・衛生士長谷部退職に伴う予約状況について
衛生士長谷部に長期療養が必要な状態と分かり、止むを得ず急遽、帰郷・退職することとなりました。
通常行っている引き継ぎもできない状態であったため、予約の変更をお願いしているスタッフも患者さんにご迷惑をおかけしていることに大変心苦しい思いをしています。
長谷部は健康上の問題とは言えこのような引き継ぎのない突然の退職をし、患者さんや後輩も含めたスタッフなど多くの方に多大な迷惑をかける状況を招いたことで今後病気が治ったとしても、患者さんの健康に携わる責任のある衛生士という仕事に再びつけるかどうかは分かりません。国家資格の衛生士とはそのような仕事です。
長谷部が担当をさせていただいていた方々には誠に申し訳ありませんが現在予約の変更をお願いさせていただいています。
患者さんそれぞれに事情や予定がある中でも予約変更にも関わらず皆様にはご協力いただいており本当に感謝しております。
今後、特に週末の衛生士の予約をとりにくい状況となることが考えられます。
予約状況について にてご案内をしましたが、週末の衛生士枠での検診・クリーニング等の新規患者さん(通われている方のご家族・ご紹介の患者さんを除く)は受け入れを停止とさせていただいています。
急患、治療等は変わらず診させていただいていますので何かあればご相談ください。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんがご理解、ご協力をいただけると幸いです。
2022年7月4日
院長 髙橋大輔
・神経を守るための精密審美治療。9年後のセラミックス治療について。

治療直後の綺麗な写真ではなくセラミックス治療の結果と治療実績について。
つまり今回は完成から9年が経過した写真右列のセラミックスがお話のメインです。
上段には接着が壊れていない欠けたセラミックスのきれいな内面、中段には欠けたものをはめて撮った写真、下段は来院された際の欠けた半分が脱落した状態の写真です。
写真左列は脱離した銀歯の写真であり銀歯内面は汚れ歯垢が付着し、銀歯が外れた状態の歯も綺麗ではなくむし歯が再発していることがわかります。
9年前に神経を失うかどうかという歯にセラミックス治療を行いました。この患者さんはお医者さんであり、写真のアップを快く承諾していただきました。
カナダに留学をする前に全ての銀歯をセラミックスで治したいと任せていただいた、とても思い入れのある患者さん。
帰国後も定期的なフォローを途切れずさせていただき、治療後9年経過しても治したセラミックスは全て問題なく使っていただけていました。
左列は他の患者さんの銀歯が外れた写真です。中はセメントが壊され、生じた隙間に二時的にむし歯が発生していることがわかります。銀歯はこのように再治療が必要となりやすい治療法です。だいたい4.5年でこのような状態となり再度のむし歯治療により神経を残せるかどうかという状況となります。
この方も神経を残したいと希望されセラミックスにて治療を行いました。
右列のセラミックスに話は戻ります。治療から9年が経ち欠けたため再治療とはなりましたがその中は9年前からほぼ変わらない状態でした。
つまり9年前に神経を失うかどうかという状態にセラミックス治療を行い、今回、時間が経っても中がほぼ傷んでいない状態であったため再治療を行なってもほぼ歯を削らずに済み、神経を失う可能性はとても低く済みます。
当院の特徴はこのような歯や神経を守るための精密な審美治療を行なっていることです。
それは審美が主目的ではなく歯を、神経を残すためのものです。
セラミックス治療には専門的な技術が必要であり、高い精度と強固な接着法により歯を守ることができるよう努めています。
完成直後の綺麗な写真も接着や精度にこだわりがなくては撮れませんが、このように自身が行った治療の9年経過を見ることができ、神経を失わないためにと行った治療の成果を確認することができました。
当院ではセラミックス治療をとても多く行なっていますが欠けてしまうことはこの10年でまだ数件しかないため修復物の中を確認できる機会は中々ありません。
日々行なっている治療に、より説得力を深めるきっかけとなりました。
銀歯と同様の質でセラミックス治療を行うと、欠ける、割れる、色の不良、単色の白、サイズや形、かみ合わせ等の問題が生じ高価な治療に後悔されている方は少なくありません。
当院は歯のための治療を希望される多くの患者さんに通っていただいています。
大切な歯を守るサポートをすることができるようこれからも努めます。
当院は10周年を迎えました

この10年で得られた患者さんの笑顔を忘れることはできませんが、それと同時に応えられなかった患者さんの状態も忘れることができません。
歯の状態にもよるため一人ひとりに全力で取り組んできましたが全ての方に応えることができた訳ではありません。
患者さんに最善を提供するため全てを抱え込むのではなく必要に応じ医療連携も行いより良いことをできないかと学び研鑽を続けてきました。
医療に携わる者として患者さんの日常を考えながらこれからも多くのことを背負い続けながら進まなくてはなりません。
出来ることを全力で行うため予約制にて診療を行なっています。
毎日多くの患者さんの健康を預かり途切れることなく集中する時間が続くことで精神的にも疲れることがあり、大変な時も正直あります。
それでも困られている方がいて信頼して助けを求めてもらえることが医院や自身の存在意義であると理解しているからこそ日々懸命に診療に取り組むことができています。
大切な歯を任せて良かった。10年後か20年後か。いつかそのように言っていただけるよう今から一つひとつの診療に全力で取り組んでいます。
次の10年も多くの方を笑顔に出来るよう努めます。
どうぞよろしくお願いいたします。









