Archive for the ‘治療について’ Category

・インプラントを受けて良かった。 

2022-05-14

当院のインプラント治療の目標は ”インプラント治療をあの時して良かった。”

そのように20年後に思ってもらうことです。

 

20年後にインプラントをして良かったと感じてもらえるためには、インプラントが無事に残っていることはもちろんのこと、隣や他の歯の喪失によるインプラント継ぎ足しを可能な限り防ぎ、最小限の負担、ダメージ・歯の喪失でとどまっていることが求められると考えています。

 

 

インプラントを受けるのであれば、余計にインプラント以外の歯を守らなくてはならない

インプラントを受けるのであれば余計に他の歯も大切にしなくてはなりません。

なぜならインプラントと歯はブリッジ等で繋げることは良くないとされているため、インプラントをしたことで隣や他の歯を失うたびにインプラントの継ぎ足しが必要となる可能性が高いからです。

大切な歯の喪失・インプラントの継ぎ足しを防ぐためにも、インプラント治療を受ける方は残る歯を守る意識をより高く持たなくてはなりませんし可能な限り歯を失わないための治療計画と治療内容、メンテナンスが必要となります。

 

 

歯を喪失する度にインプラントが必要になることによるストレス

数年おきに残る歯を少しずつ失うことが続きその度にインプラント治療を受けることとなれば高額な治療費と手術リスク、ストレスに晒されてしまいます。

当院は、インプラントは歯を失ったから必要、というものではなく、お口の健康を維持するための総合的な歯科治療の一部と考えています。

インプラントをするのであればそれを長く活かすためにも、そして口腔内の健康や残る天然歯を維持するためにも歯周病、かみ合わせや保存治療、予防を行う必要があり、当院では患者さん個々のリスクに合わせた20年後までを考える治療方針を提案しています。

20年後の状態を考える治療方針

1本のインプラントが、今、本当に必要なのか。

インプラントは骨に結合するため以前に他院にてインプラントを受けた方で歯肉が下がり口の中にネジ(インプラント)が露出し対応できない状態となっている方や、噛む力でインプラントが折れ骨ごと削って撤去しなくてはならない状態となっている方などの困られている患者さんに今まで相談を受けてきています。

インプラントはトラブルが生じた際に対応が困難となる場合が多々あるため私たちは他の選択肢と比べ特にインプラントを勧めるということはしていません。

ただ、歯を失った方にとってインプラントは、条件が合えばとても良い治療です。

だからこそ無理のない状態であるかを確認した上で将来的に患者さんが困られる可能性を下げることも含めた治療方針を提案していますし、インプラントを遅らせることができれば遅らせる治療方針を提案したいと思っています。

 

 

インプラントを遅らせられると、起こるトラブルも先延ばしできる

自身の歯が20年後、30年後にも良い状態で維持できていると約束できないことと同様に、インプラントもどのような状態で残っているか確実なことは決して言えません。。

第一に歯や神経を残すための予防・保存をする歯科医療を提供すること。第二に状態が悪い歯の寿命を抜歯せずどこまで延ばせるかにこだわるということ。第三に歯の喪失に対し中長期的な治療方針を作成することを当院では大切にしています。それが私たち自身が受診する際にも希望することだからです。

一度しかない人生にとって治療費やリスクを最小限に済ませることができるようブリッジや負担の少ない入れ歯等によりインプラントを遅らせることも多くの場合で提案しています。

 

インプラントが入りかみ合わせの変化に対応できない状況となる中でインプラントの継ぎ足しが増えてしまえば、ガタガタなかみ合わせが残る歯を傷め、更に歯を失いやすい口腔内環境となってしまう場合があります。

インプラントの継ぎ足しやトラブルを可能な限り防ぐことができるよう、今後10年、20年かけてつぎはぎのような状態となっていくことを防ぐことができるよう、隣や他の歯も含めた中長期的なビジョンをもってインプラント治療を行っていることが当院の特徴です。

 

 

インプラントと中長期的な診療方針

まずインプラントせざるを得ない状態になぜなったかにアプローチをしなくてはこれからも同様に失う歯が生じ、その度にインプラントを継ぎ足さなくてはなりません。

今後どのようにお口全体の健康を守るかを考えなくては、1本1本の治療がその場しのぎのつぎはぎのような口腔状態をつくることとなります。

生涯を極力自身の歯で笑い食事できるよう、どのような中長期的な治療方針を患者さんと共に立てられるかは歯科医師をしていての醍醐味です。

 

 

押し付けられることのないインプラント治療

インプラントをするしないに関わらず長期的に患者さんの口腔内の健康維持に関わることは患者さんの歯だけではなく健康寿命にも多大な影響を与える可能性があります。

そのため手術リスクや高額な治療費がかかるインプラントを勧められ”受診しにくい”という思いをさせるつもりはありません。

インプラントを当院で行う際には良いことよりも起こりうるリスクやネガティヴな話を考えられるだけ説明をし、その上でインプラントを希望される方に治療を行っています。

 

 

歯科医師としてインプラントを行うにあたり、インプラントを行う患者さんとは信頼関係をつくった上で進めたいと思っています。

予約をとりにくいこともあり当院が全ての方にとって答えになれる訳ではありません。また、当院でインプラントを受けたから全て納得して喜べるゴールが用意されると約束できるものではありませんし、当院にかかっていれば問題が起きないという訳でもありません。

今回このような文を書いていますが当院が良いというつもりはありません。

インプラントを受けるのであれば安心できる状況で安全にインプラント治療を受けてほしいと思っているだけです。

そして、インプラントの完成がゴールではないということも理解していただきたいと思っています。

良好な状態で20年後を迎える可能性を高めることができるよう信頼するかかりつけ医でインプラントを受けることをお勧めします。

 

 

無事が当然ではない  インプラント手術を無事に終えるために

当院ではインプラントはあくまで総合的な治療の一部であり矯正治療等と同様に特殊で専門性が高い分野であるため医療連携を行って診療にあたっています。

今ではどこの歯科医院でもインプラントを行っていますが、当院が多くの場合で手術を医療連携にて依頼している理由は都内のこのような場所であるため日本において最高レベルのインプラント手術を受けることができるからです。

それは患者さんにとってリスクが限りなく少なく済むということを意味します。

医院にとってインプラントの手術まで行えばそれだけプラスとなりますが、私たちはいただく手術代よりも患者さんに安心してインプラント治療を受けてもらうこと、リスクを患者さんに背負わせないことを大切にしています。

そのこともあり、当院は開院以来10年が経過し、多くのインプラントを希望される患者さんに治療を行ってきましたが手術でのトラブルやインプラント再治療などの大きなトラブルはもちろんなく、勇気をだして治療を受けて良かったと言ってくださる方ばかりです。

 

 

お口の健康維持を目的とする総合的な歯科治療

インプラントは入れて終わりではありません。

インプラントが傷み、再手術になることを防ぐためにもインプラントへの専門的なメンテナンス(当院ではインプラントをされる方に6か月以内に1度は必須と説明をしています。1時間11000円)をかみ合わせのフォローと合わせ行っています。

そもそもインプラントせざるを得ない状態になる前に歯の喪失を防ぐことが患者さんにとって最善であるため、当院では患者さん個々の状態に合わせた歯周病重症化予防やむし歯の進行抑制、歯の寿命を変える保存治療・精密歯科治療を行うことで今残る歯を可能な限り維持することができるよう努めています。

インプラントを増やさず、そして傷めないよう総合的な歯科治療を行っています。

 

インプラントを当院で希望される患者さんへ

メンテナンスをしながらインプラントを大切にし、総合的な歯科治療により残る歯も大切にする。

結果、”今年も1年、大きなトラブルがなく過ごせて良かった” と笑顔で言っていただける医院でありたいと思っています。

その積み重ねを患者さんと共に喜びたいという思いを衛生士とも共有し、20年後に向けてお口の健康維持サポートに医院で取り組んでいます。

 

歯を失った方にとってインプラントは条件が整えばとても良い治療法です。

ただしインプラントの完成がゴールではなく、残る歯も含めて健康に笑い食事できる状態をどのように維持するかがとても重要です。

インプラントをしてよかった。いつか笑顔でそのように言葉を交わすことができるよう、これからもどのようにお口の健康と前向きに向き合っていくのかを相談できる医院を目指します。

 

 

※インプラントの手術を依頼する場合には治療の流れの中で説明を行っています。電話等で問い合わせをいただいてもお答えしていませんので予めご了承ください。

・新規矯正患者さんの受け入れを再開しました

2022-04-17

日曜に行う矯正治療にサポートをしてくれる衛生士さんが増え、受け入れ可能な患者さん数が増えたため今まで新規矯正患者さんの受け入れを停止していましたが再開することとなりました。

 

 

治療を希望される少しでも多くの方々に応えることができるよう努めているため、ダラダラと長く通わせることはありません。矯正装置が外れたあとは特にですが、必要最小限での来院回数が患者さんにとっても当院にとっても、新たに治療を希望される患者さんにとっても負担が少なく最善です。

 

回数を意図的に少なくすることはありません。重ねてになりますが治療の流れの中で必要最小限を心がけています。

治療の質と治療終了後の歯並びの満足度においては、歯科医師と衛生士の目も入る総合的な矯正治療が互いにとってごまかしのない内容を提供することとなることもあり、この10年の治療実績と患者さん数が表しています。

 

当院が10年後、20年後を見る歯科治療をというコンセプトを掲げていますがそれは矯正治療においても同様です。

治療の質にこだわりを持ちながら、改善していく歯並びやかみ合わせを歯科医師や衛生士とも共有し楽しみ、喜びながら進む矯正治療をこれからも提供していきたいと思っています。

 

(いつでも希望の日時で予約がとれる状況とは言えないため通われている患者さんにおかれましては新規受け入れ再開に疑問を感じられることもあるかと思いますが、矯正治療においても困られている方や不安を抱えている方は多く、かみ合わせも含めた総合的な矯正治療を希望していただく患者さんが多数いらっしゃいます。ご理解をいただけると幸いです。)

 

直接聞きにくいことは担当へ

多くの患者さんに矯正治療においても通っていただいているため忙しいことは確かです。サポートしてくれるスタッフも増えますが説明や言葉が足りない、などのことがないよう努めています。ただ、前向きに通っていただくためにも何か感じることがあれば院長はもちろんのこと担当の衛生士や受付にもご相談ください。

矯正に直接聞きにくいことを担当医や担当衛生士に聞くことができるということも一般歯科にて矯正治療を受けるメリットの一つです。

改善を重ねながら進んでいきたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

・前歯のデザイン

2021-12-12

30代の笑顔が素敵な女性患者さん。

前歯2本が長いこと、中でも本人右側前歯の挺出により左前歯に比べ更に長いこと、そのため右側前歯が三角形のように細長く見えていること、前歯の間の歯肉退縮による暗い隙間が大きいことなどに対し歯の長さ、形の修正とダイレクトボンディングにて対応しました。

2枚目の治療後写真では患者さんにとって右側前歯の形に対し(下写真緑の円の部分に)ダイレクトボンディングを付与することで歯を削ることなく女性らしい丸みを帯びた形を目指し、両側前歯の長さにおいては他の歯や瞳孔線、笑顔と調和する適切な長さに揃えることを意識しました。

患者さんにとっての捻れている左前歯は長さの調整のみ。

歯を守り生涯自身の歯で笑い食事できるということを当院ではコンセプトとしているため歯を必要以上に傷めることはしていません。
今後は真ん中の隙間への歯肉の上昇を見守りながら患者さんの満足度に応じて左前歯の形の修正も必要かを見ていくこととなります。

笑顔の一部、前歯には色はもちろんのこと形や厚み、歯の軸にも調和が求められます。

 

1ミリ程度のことでも笑顔に違和感が生じていることがあります。少しの調整でも笑顔を変えられる可能性があります。

前歯のデザインはその方の表情や歯の見え方、笑顔とのバランスを見て行なっており、今ある素材を生かしてどのようにより気持ちの良い日常を送るサポートをすることができるのかを考えています。

 

患者さん自身も気になるけれどもどのようなことが可能なのか想像がつかないもの。
前歯の長さ調整は後戻りできないため慎重を重ね前歯のデザインを提案し任せていただきました。

 

この方は信頼をして治療を任せてくださっている方でした。前歯の長さを変えることは初診からまだ浅い方、信頼関係を得られていない方には行っていませんので予めご理解いただけるようお願いします。

 

前歯のセラミックス治療も前歯のデザインの一環です。

当院は”こうなれば良いのに”という潜在的な患者さんの希望を読み笑顔をプロデュースすることができる医院を目指すことで笑顔を増やすという社会貢献をすることができるよう努めています。

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