Archive for the ‘根管治療’ Category

顕微鏡だからこそできること

2016-07-04

神経を取り除いた歯にはコアという治療が必要となります。

文京区茗荷谷高橋歯科クリニック文京

 

向かって左はメタルコア、右はファイバーコアと呼ばれるものです。

以前は金属を用いるメタルコアを使用していましたが、歯を折るような力がかかりにくいよう、そして審美的にも問題にならないよう最近では金属を用いないファイバーコアというものを使用する流れに変わってきています。

その違い等は治療の流れの中で説明をさせていただいていますのでここでは触れませんが、それぞれ一長一短があります。

このファイバーコア。

歯にとって良いことが多いのですがデメリットもあります。

いつか再治療が必要となり削って除去しなくてはならなくなる場合に、歯と色が似ている上に歯根の深い位置まで流し込まれているためコアだけではなく歯を削ってしまうリスクが多分に伴ってしまうのです。特に歯根内深くにはライトが届きにくいため、このような歯の色と似ているコアだけを正確に削るということは肉眼では不可能に近いと言えます。

 

先日マイクロエンドを希望され初診来院された患者さんは、抜歯と言われた歯を残したいと望まれていました。

コアを除去する際に歯とファイバーコアとの見分けがつかず歯根を削ったことで歯根に穴があき、抜歯と宣告された状態でした。

MTAセメントにより穿孔部位封鎖を行い幸いにも抜歯することなく歯を残せましたが、同様のことが多発しています。

 

顕微鏡を用いる歯科治療では肉眼での歯科治療と全く異なる質の治療内容を行なえます。

例えば”月を見たい”と望むとします。

肉眼で目を凝らして見るか、望遠鏡を使い拡大して見るか。

それほどの違いが治療の質においても存在します。

患者さんの”歯を守りたい。歯を残したい”という想いも手伝ったことで、歯科医療のスタンダードは”手探りでの歯科治療”から、より確実な治療を行なうための”精密な歯科治療”に変革を遂げすでに10年を超えています。

 

歯を削れば元には戻りません。精度にこだわることが歯の寿命を変えます。

コア除去時に歯に決定的なダメージを加えないためにも、歯に最善の治療を行なうためにも現在の歯科治療には顕微鏡は必須です。

文京区茗荷谷、千石の歯科医院高橋歯科クリニック文京は患者さんの様々なニーズに応えるため(拡大鏡や顕微鏡を用いる)精密歯科診療も行なう歯科医院です。 (基本的に精密な歯科治療の多くは自由診療となります)

MTAセメント 精密根管治療

2015-05-11

根管治療の再治療には多くのトラブルがあります。

抜髄処置(歯の神経を取り除く治療)を過去に受けた歯が再び細菌感染してしまうことで根の先が化膿し、腫れる、咬むと痛い、脈をうつような痛みなどが生じることがあります。

再治療では抜髄処置によるかぶせものや根管充填剤などを細菌と共に取り除き歯の中(根管)をきれいにすることで細菌が通る道をなくすということを行なっています。

再治療では成功率が70%前後という報告もあり”やれば治る”という治療ではありません。

中でも穿孔と言って歯に穴が空いている場合には特に状態が悪いのですがその修復に用いられるのがMTAセメントです。

MTAセメントには強アルカリによる殺菌作用、骨や歯を再生させる効果があるため、抜かなくてはならない歯や神経を残せる可能性が高まります。

特に穿孔などの歯にとって致命的な状況では、マイクロスコープやラバーダム、EDTAなどを併用する精密根管治療・マイクロエンドが歯の治療結果を変えます。

(歯を残せるのかどうか。それはもちろん歯の状態に依るため全てのケースに於いて残せるということはありえません。ただ、一般的な根管治療とは異なる次元の治療を提供することができます。今まで一般的な根管治療に疑問や不安を持たれていた方はご相談ください。)

 

根管治療は歯の寿命を左右する

2015-01-17

根管治療とは治療期間も長くかかりますし、患者さんにとって地味な治療だと思います。

ただ、根管治療が歯の寿命を決めると言っても過言ではありません。

 

<根管治療の成功率は100%?>

根管治療とは、”やれば治る治療” ではありません。

海外の論文でも根の状況にもよりますが50〜90%程の成功率とされています。

 

<では治らない場合には?>

多くの場合で抜歯となってしまいます。

抜歯に至った場合にはインプラント、ブリッジや入れ歯が必要となります。

 

<髙橋歯科クリニック文京に遠方からも患者さんが来院される理由>

・抜歯と宣告された歯を残したいという希望から、顕微鏡などを使用する精密な根管治療を希望。

・根の治療からしっかりとした治療を受けたい。

根管治療は歯の寿命だけではなく、その歯のかぶせものの寿命も左右します。

セラミックスなどによるきれいなかぶせものを行なっても、根管治療が不十分な場合、再治療(セラミックスも含めたやり直し)が早期に必要となってしまう可能性があるのです。

 

根管治療でもし抜かずに済むことができたら、、、

根管治療をしっかりと行なうことで、その歯の寿命を延ばせることができたら、、、

歯の寿命が決まる治療とも言えるため、髙橋歯科クリニック文京は根管治療にしっかりと取り組んでいます。

髙橋歯科クリニック文京

髙橋歯科クリニック文京

当院院長症例

この歯の場合には、根の先近くで神経のあった空間(根管)が枝分かれしていました。

レントゲンではその中にまで緊密に充填できていることがわかります。

このような治療を行なうことができれば、その歯にかぶせるセラミックスも長持ちすることにつながります。

(例えばですが、この細い枝分かれまでケアできなかった場合、歯に違和感が長く残り歯根端切除という手術が必要となったり、最悪抜歯となってしまう可能性もなくはありません。)

 

当歯科クリニックには審美治療を求め来院される方も多数いらっしゃいます。

そして、歯を大切にしたい、歯を抜きたくない、長持ちするようより確実な治療を受けたい。

患者さん一人一人に歯への思い、希望があります。

大切な歯や、せっかくのセラミックスを少しでも長くきれいに使っていただけるよう根管治療にもこだわりをもって取り組んでいます。

 

 

 

 

・マイクロエンドについて

根尖の炎症や抜髄時に行う根管治療においてマイクロエンドを受けていただくことが可能です。むし歯を除去し必要に応じて隔壁をEDTA処理後に行います。ラバーダムにより根管内に唾液や細菌が入らないよう防湿し、顕微鏡を用い根管内の細菌感染を可及的に取り除きます。唾液にまみれた状況で行われる根管治療と異なり良好な予後、早期の治癒を望める可能性が高まります。また、穿孔やファイルの破折にも対応できる場合が多々あります。

根管治療は歯の基礎です。当院では精度の高い治療だけではなく歯を守る為根管治療にもこだわりを持って取り組んでいます。

歯の状態にもよりますが破折している場合や難治性の病変の場合にはマイクロエンドを行っても奏功しない場合があります。また、マイクロエンドを行っても一生再度の根管治療を行わなくてすむものではありません。通常の根管治療同様使用する器具が根管内で破折する場合があります。(当院では用いるファイルは全て滅菌処理をしています)

治療期間は1日〜3ヶ月、治療回数は通常1〜5回。

治療費は前歯で40,000円〜45,000円。小臼歯で50,000円〜55,000円。大臼歯で70,000円〜75,000円。

根管治療終了後、別途保険外でのコア、クラウン代がかかります。

穿孔封鎖、ファイル除去では別途10,000円をいただきます。

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