Archive for the ‘審美歯科 審美治療’ Category
前歯を治したい。 オールセラミックスによる審美治療
患者さんは小さなお子さんがいらっしゃるお母さん。
”この前歯を治したい”と希望され来院されました。

術前の写真です。
前歯のかぶせ物が変色していたことでとても気にされていました。
向かって右側に前歯四本の歯並び・歯の軸が流れていたことで
歯の色だけではなく顔の正中とも形・歯軸共に調和していませんでした。

オールセラミックスクラウンの完成です。
前歯の治療はその患者さんの人生をも変えうる治療です。
ただオールセラミックスにすればよい、ただ色が改善すれば良いというものではないと考えています。理想的な歯の形を目指し歯肉の形を調整(歯の削り方で歯肉の形をコントロールしています)していたりすることで全体的な印象をも変える結果を望みました。
前歯の並びが多少乱れている状況は変わりませんが一本の前歯の治療により矯正治療を行わずとも笑顔と極力調和する完成を目指しました。
これからお子さんの成長と共にご家族で写真を撮る機会も増えていく中、喜んでいただける結果をつくることができとても嬉しく思います。
当院では総合的な歯科治療を行うことにより調和を得るという歯科医療に臨んでいます。
歯を長持ちさせ残すための治療というだけではなく、自然な完成も目指すことで患者さんの笑顔、人生・生活の質を変えることできたらと願い日々診療しています。
前歯などの審美改善や歯をできるだけ良い状態で残したいなどの希望をお持ちであればご相談ください。
・セラミックスクラウンについて
歯の形を整えた後精密な型取りを行い、歯の色も極力合わせることができるよう他歯の写真を撮影、次回完成となります。メタルボンドを使用する際には中の金属の貴金属の含有量の違いでスタンダードかプレシャスクラスか異なります。オールセラミックスではスタンダードでのemaxかジルコニアを用いています。いずれも精密な治療とセラミックス専門の技工士により天然歯を再現するような完成を目指しています。
いつかむし歯の再発が起きたり、セラミックスが欠けるなどのことがあれば再治療が必要となる場合があります。保証制度を設けておりますので治療前にご確認ください。
治療回数は2〜3回 治療期間は7日〜3週間
治療費100,000〜160,000円 受けたいセラミックスのクラスを“治療費について“ページにてご確認ください。また、根管治療やコアの治療回数、治療期間、治療費を含んでいませんのでご注意ください。
ダイレクトボンディング 審美用強化プラスチック治療のご案内
歯科治療ではよくCR(コンポジットレジン)という材料を用い、むし歯治療を行います。
”歯科用のプラスチック”と患者さんに説明をさせていただいているものです。白い完成となりますが保険が適用となる治療法です。
ただ、このプラスチックは経年的に汚れがつきやすくなり、黄色く着色したり接着が壊されてしまいます。
もしこのプラスチックの周りやその中でむし歯の再発などが起こればさらに大きなつぎはぎのような修復となり、前歯であれば審美的にも大きな問題となってしまいます。
ここでは”審美用強化コンポジットレジン”という治療法をご案内します。
プラスチックによる治療が綺麗に少しでも長持ちしてくれたら、、、そのような願いに応えるのが審美用強化コンポジットレジン治療です。
審美用強化コンポジットレジンは、保険でのプラスチック治療に比べ強度が高いということ、変色が起こりにくいということ、スメアー層除去によるより確実な接着法を用いることで、”綺麗に長持ちをさせる”という目的を持つむし歯治療法です。(審美用強化コンポジットレジン治療は保険適用ではありません。保険でのCRプラスチック治療と同じような内容ですが、用いるCRの材質、接着法、拡大視野下での精密治療などが保険とは異なります)
1 以前に治した調和していないプラスチックが変色し、裏側にはむし歯ができていた症例

上は治療前の写真です。

審美用強化コンポジットレジンを用い治療を行いました。
前歯のむし歯もこのように綺麗で長持ちしやすい治療を行うことが再治療が必要となるまでの期間を遅らせ、歯の寿命を延ばすことにつながります。
2 前歯の間に隙間があるケース

右上のかぶせ物の不調和と共に笑顔の真ん中に位置する歯と歯の隙間を気にされていました。

前歯の隙間を審美用強化コンポジットレジンで埋めることで歯のサイズも調和する完成としました。
この治療に関しては歯を削るということをしていません。 当院審美用強化コンポジットレジン治療の長所の一つ、強固な接着は歯にダメージを最小限にするということを可能にします。
むし歯治療は受けずに済めば済むほど歯は良い状態で未来に残ります。
再治療を少しでも遅めることができるよう、精密なむし歯治療を行うことで前歯や笑顔を守ろうと努めています。
3 奥歯での審美用強化コンポジットレジン治療

20代女性、生えたての時にむし歯治療を受け金属がはまっていました。
下の歯でしたので見えるのを気にされていました。

金属とむし歯を除去し、審美用強化コンポジットレジンにて治療を終えました。
奥歯は審美的な要素よりも汚れのケアが難しくなり、咬む力もかかる場所です。
そのような状況ではより強固で壊されにくい環境をつくることが歯を守ります。
(奥歯では場合によってはこのような治療が適用ではないことがありますのでご相談ください)
一つ一つのむし歯治療から歯の寿命を変えることが可能です。
しっかりとむし歯治療を受けたいというご希望があればご相談ください。
・ダイレクトボンディングについて
むし歯を取り除きラバーダム下にてEDTA処理を行った後、強化コンポジットレジンにて充填を行います。歯の形態には意味があります。ダイレクトボンディングでは極力歯の形を再現することができるよう努めています。保険で用いられるCR治療との違いはラバーダムを行い強い接着を行うこと、材質が優れていることから変色や摩耗、咬耗しずらくむし歯再発もしにくい完成となります。ただ、奥歯で用いるとセラミックスに比べすり減りが起きやすく、また、欠けないとは言い切れないため再治療が必要になる場合があります。
治療回数期間:当日
前歯:18,000円 奥歯(歯間を含まないもの):27,000円 奥歯(歯間を含むもの):37,000円
歯の基礎となるコア 接着性能を向上させたファイバーコア
今までの歯科治療ではコア(土台)に金属を用いていました。(現在でも保険治療では多くの場合で金属コアを用いています)
(コアとは、神経を失った歯に感染防止・補強のためにはめ込む土台のことです。コアの上にかぶせもの・クラウン治療が行われます)
しかし歯の芯に金属を用いることで突然抜歯となってしまうことがあります。
このように歯が破折することで抜歯に至るということが起こり得るのです。
当歯科クリニックでは精密治療下でのファイバーコアをお勧めしています。
精密治療下・自由診療でのファイバーコアは歯を破折させるという決定的なダメージを与えにくいだけではありません。

銀合金のコアを用いると(特に前歯で気になる場合が多いですが)歯根の色が暗くなることで審美障害が起きてしまうため、ファイバーコアが重宝されます。
当院が行う”ファイバーコア”は”ただファイバーを用いるコア”ではありません。
コアという治療では、細菌感染を可能な限り防ぐため接着がとても重要になります。
拡大視野下でより確実な治療を行うだけではなく、より強固な接着を行うためにスメアー層を効果的に除去し接着性能を向上させる処理を行なっています。
コアは根管治療と共に歯を守るための大切な基礎となります。
一つ一つの治療にこだわることが歯の寿命を変えます。
歯をより良い状況で残すため、ファイバーコアにもこだわりを持ち治療を行なっています。
接着性能を向上させた自由診療でのファイバーコア:17000円(税別)
(ファイバーコアを用いた場合にはその上のかぶせものも保険適用外となります。現状、制度による制限ではありますが、実際にはコアにもかぶせものにもこだわることがその歯に最善を提供することとなります。是非精密審美治療ページも合わせて御覧下さい。)
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